コンテンツへ移動
マルセイユタロットのカードの細部:愚者の動物、魔術師の帽子、「月」のザリガニ、「星」の水差し

マルセイユタロットの象徴

マルセイユタロット図解シンボル辞典:124のディテールを1枚ずつ

マルセイユタロットのシンボルとは、意味を担って描かれた細部のことです。愚者の腿を引っかく動物、魔術師の帽子、「月」の下に浮かぶしずく。人はそれらを一つずつ探しますが、ここでは一か所に集めました。この辞典は大アルカナ22枚に描かれた124のディテールを収録し、それぞれについて三つのことを示します。実際に何が描かれているか、伝統がそこに何を読み取ってきたか、そして版によって何が変わるか、です。

描写は、TarotNovaで使用しているConver系(マルセイユ、1760年)の複製版に基づきます。1930年のGrimaud版をはじめ、現在のデッキの多くがこの系統から派生しています。数(しずく、球、星、ボタン)はこれらの画像上で数えたもので、この系統に当てはまる値であり、すべてのタロットに当てはまるわけではありません。

2026年9月26日公開 · 2026年9月26日更新 · Stéphane Gamot

要点

01

シンボルの読み方:見る、読む、比べる

タロットのシンボルを読むとは、三つの問いに順番に答えることです。何が描かれているか、伝統はそこに何を読み取ってきたか、版によって何が変わるか。最初の問いは勝手な創作を防ぎ、二つ目は共有された意味を与え、三つ目は彫師ひとりの癖を法則と取り違えることを防ぎます。

まず見る。マルセイユタロットは木版画にステンシルで彩色したものです。黒い線と、四、五色のべた塗り、濃淡はありません。多くのディテールはこの制約から生まれています。影は染みになり、布の一片は赤いべた塗りになり、ひだは一本の線になります。意味を探す前に、名前を急いで付けずに、目に見えるものを描写しなければなりません。

次に読む。解釈の伝統が書かれたのは遅く、Court de Gébelin(クール・ド・ジェブラン、1781年)から20世紀の著者たちにかけてのことです。だからといって間違いというわけではありません。それは共有された意味であり、あなたのリーディングも、あなたの読み手も、頭に思い浮かべる意味です。この辞典はそれをそのまま示し、ある読みが別のデッキ、多くの場合ライダー・ウェイト版に由来するときはその旨を記します。

最後に比べる。Noblet版(ノブレ、1650年頃)、Dodal版(ドダル、1701年頃)、Conver版(コンヴェル、1760年)、Grimaud版(グリモー、1930年)、Camoin-Jodorowsky版(カモワン・ホドロフスキー、1997年)。版が変わるごとに、物の位置が動き、色が変わり、枝が一本増えたり減ったりします。あるディテールが一つの版にしか存在しないなら、それは彫師について語っているのであって、必ずしもタロットについて語っているわけではありません。

  1. 見る:解釈せずにディテールを描写する。カードのどこにあるか、何色か、どの大きさか、どちらを向いているか。
  2. 読む:伝統がそこに何を見てきたか、いつからそう読まれているかを確かめる。古い意味と新しい意味は同じ重みを持ちません。
  3. 比べる:そのディテールがデッキを越えて安定しているか確かめる。安定していればタロットのものであり、変動するなら彫師のものです。

このページの基準デッキ

画像と数え上げは、TarotNovaのアルカナ解説ページに表示しているConver系の複製版によります。「カードには」と書くとき、それはこの版のことです。「版によっては」と書くときは、該当するデッキの名を挙げます。数えたのは、曖昧さなく数えられるものだけです。タイトル帯に切られている「太陽」の光線は含めていません。語彙について一点。この系統の赤はオレンジがかった赤です。伝統が衣服や馬や水差しをそう呼ぶときは「赤」と書き、色合いだけが問題になる数え上げでは「オレンジ」と書きます。

02

22枚のカードで数えたもの

ディテールの中には数で探されるものがあります。しずくはいくつ、星はいくつ、ボタンはいくつ。以下の数はTarotNovaのConver系複製版で数えたもので、区別できる場合は各要素の色も記しています。

TarotNovaに表示している大アルカナ22枚(Conver系)の画像で数えた結果
ディテール数内訳
「月」(XVIII)のしずく19青8、オレンジ6、黄5。すべて先端を月に向けている
「太陽」(XVIIII)のしずく13青5、黄3、白3、オレンジ2。すべて先端を太陽に向けている
「塔」(神の家、XVI)の球37オレンジ13、白13、青11
「星」(XVII)の星816本の光条を持つ大きな星1つ(黄8、オレンジ8)と、8本の光条を持つ小さな星7つ(黄3、青2、オレンジ2)
「吊された男」(XII)の切られた枝12それぞれの幹に6本
「吊された男」(XII)のボタン9黄色いベストに3個、青い上着に6個
「運命の輪」(X)のスポーク6オレンジ色のハブの周りに。クランク付き
「魔術師」(I)のサイコロ2一方は4の目、もう一方は1の目
緑が現れるカード22枚中10枚愚者、魔術師、教皇、戦車、吊された男、節制、塔、星、太陽、審判。いずれも小さな部分のみ(草木、光線2本、墓、クローバー)

これらの数は出典なしに引用されることが多く、別の値で語られることもあります。私たちはこの系統の画像上で、画面上で要素ごとに数えました。Noblet版、Dodal版、ライダー・ウェイト版では別の数になります。これらの数字を引用する場合は、版を明記してください。

03

22枚のカードとそのディテール

カードはデッキの順に並べ、番号を持たない愚者を先頭に置いています。各ディテールには固有のアンカーがあります。ノートや講座、記事から「愚者の犬」や「月のザリガニ」へ直接リンクできます。

番号なし

愚者:旅人とその動物

愚者

愚者の解説ページを開く

6件のディテール

男が右へ向かって歩いています。肩に担いだ棒の先に包みを結び、もう一方の手には杖。肌色の動物が彼の腿にしがみついています。上部の帯に番号はありません。デッキの中でそうなのはこの1枚だけです。

愚者の動物、通称「犬」

カードに描かれているもの
歩く男の背後で、種類の判別できない肌色の動物が後ろ足で立ち上がり、彼の腿を引っかいています。口は開き、頭は男の方へ持ち上げられています。
読み取られてきた意味
慣習ではこれを犬と呼びます。旅人について行き、押し、あるいは引き止める本能です。その肌色は愚者の肌と同じ色で、連れというよりも彼自身の一部として読むことを促します。旅立ちの瞬間に、私たちの内でしがみついてくるもの。リーディングによって、それは急かしもすれば、ブレーキにもなります。
版による違い
Noblet版(1650年頃)では、ズボンはさらに大きく開き、愚者の性器が見えています。Conver版では動物が布を裂いているだけです。ライダー・ウェイト版(1909年)はこれを、楽しげに跳ねる小さな白い犬にしました。警告の意味は消え、忠実さが前に出ています。

破れたズボン

カードに描かれているもの
動物が前足を掛けている場所で青いズボンが破れ、腿と尻の肌が見えています。
読み取られてきた意味
愚者は、デッキの中で衣服を着た人物のうち、体が不意に露わになっている唯一の人物です。ここには旅立ちがさらけ出すものが読み取られます。人は着の身着のまま、欠点ごと出発する、すべてを繕う時間もなく。また、本能が社会的な衣装に食い込む、まさにその場所でもあります。
版による違い
Noblet版では露骨な裸、Conver版では裂け目、ウェイト版にはそのようなものはなく、その愚者(The Fool)は非の打ちどころのない身なりです。

棒の先の包み

カードに描かれているもの
閉じたベージュ色の袋が、見る者から向かって左の肩に担いだ棒の先に結ばれています。中身は見えません。
読み取られてきた意味
必要最小限に切り詰めた荷物。どこへ行くか分からないときに持って行くものです。閉じられているので、中身は袋の中に留まります。そこには、開かれないまま運ばれる過去の経験が読み取られます。心理学的な読みでは、旅人が目を向けないまま背負っているものと見ます。

歩行の杖

カードに描かれているもの
右手には黄色い杖が前方に突かれています。袋の棒より長いものです。
読み取られてきた意味
支えです。愚者はこれを打つためではなく、足元の地面を探るために使います。手探りで進む、ただし支点をもって。光の色である黄色は、この杖に一歩ずつ照らすものの役割を与えます。同じくわずかしか照らさない、けれど高い位置から照らす「隠者」のランタンと比べてみてください。

鈴付きの帽子

カードに描かれているもの
先が垂れ下がった黄色い帽子で、先端には赤い丸い飾り。衣服の襟には鈴が下がっています。
読み取られてきた意味
宮廷道化の衣装です。真に受けられないからこそ真実を言える者。鈴は通りかかったことを告げます。愚者は隠れません。このカードはしばしば自由として読まれますが、帽子はその自由に社会的な代価、つまり愚か者と見なされるという代価があることを思い出させます。

番号がないこと

カードに描かれているもの
上部の帯は空白です。他のカードはすべてそこにIからXXIまでのローマ数字を持っています。
読み取られてきた意味
番号がないため、愚者は連なりの中に決まった位置を持ちません。最初(出発点)に置くことも、最後(「世界」の後)に置くことも、番外に置くこともあります。バースカードの計算法は便宜上22を当てています。ライダー・ウェイト版は0を割り当て、これを始まりとし、マルセイユ版が開いたままにしている議論を閉じました。
I

魔術師:テーブルとその上の品々

若い男が、品物で覆われたテーブルの後ろに立っています。片手に棒を掲げ、もう片方の手に硬貨。つばの広い帽子、三色の衣服、見える脚が三本のテーブル。読み解きの要点はここに集まっています。

帽子、通称「レムニスケート」

カードに描かれているもの
つばがとても広く、反り返った帽子で、その輪郭は横倒しの二重の輪を描いています。オレンジ、青、黄の三つの区画に彩色されています。
読み取られてきた意味
最も広まった読みは、ここに無限の記号(レムニスケート)を見て、始まりの瞬間の限りないエネルギーと解します。これは後付けの読みです。この語と数学記号は17世紀のもので、魔術師(The Magician)の頭上にはっきりと∞を描いたのはライダー・ウェイト版です。マルセイユ版では帽子は帽子のままです。そこに可能性の広がりを読むこともできますし、単に縁日の男の身なりと見ることもできます。
版による違い
同じ二重の輪の帽子を「力」(XI)もかぶっています。IとXI、始める仕草と制する仕草、二枚のカードは呼応しています。

三本脚のテーブル

カードに描かれているもの
黄色いテーブルには見える脚が三本しかありません。四本目は右側で枠の外に出ているか、そもそも存在しません。
読み取られてきた意味
このカードで最も語られてきたディテールです。始まりに欠けているものが読み取られます。計画はあり、道具もある、けれど作品にはまだ四本目の支えがない。それは仕事の中から生まれてくる支えです。テーブルが枠からはみ出している、つまり絵が示すよりも大きな仕事だと見る人もいます。二つの読みは同じことを言っています。魔術師はまだ完成していない、と。
版による違い
Noblet版、Dodal版、Conver版では三本脚。ウェイト版の魔術師のテーブルは四本脚でしっかり据えられ、この留保は失われています。

カップとサイコロ

カードに描かれているもの
二つのカップ(奥に大きいもの、中央に赤いもの)と二つのサイコロ。一方は十字に並んだ4の目、もう一方は1の目を見せています。
読み取られてきた意味
手品の道具です。フランス語のBateleur(バトルール)とはまず縁日の手品師のことで、カップの下でビー玉を消してみせる人物です。サイコロは偶然を加えます。この道具立てには、出発時に持っているもの、つまり器用さと運、そしてそれを欺くために使う危険が読み取られます。見えている目の4と1は、合わせて5(カードV「教皇」の数、あるいは遊ぶ手の指の数)と読まれてきました。これは一つの読みであって、彫師の意図として証明されたものではありません。

ナイフ

カードに描かれているもの
テーブルの上に、暗い柄の青い刃。その隣に、鞘か別のナイフとも見える、白と青の細長いもう一つの品があります。
読み取られてきた意味
切り分ける道具です。分ける、決める、作業を段階に切り分けることを可能にするもの。このテーブルの上では、小アルカナの剣の先祖にあたります。他の品々の間に置かれ、誰も脅かしていません。これは道具であって、武器ではありません。

棒、硬貨、カップ、ナイフ:四つのスートの集合

カードに描かれているもの
魔術師は片手に短い杖、もう片方に黄色い硬貨を持ち、テーブルにはカップとナイフ。小アルカナの四つの組、棒、金貨、杯、剣がすべてそろっています。
読み取られてきた意味
古典的な読みです。始まりには、あらゆる手段が使える状態にあり、まだ何も選ばれていない。それぞれの品が問いを呼びます。何をもって行動するか(棒)、何で支払うか(金貨)、何を感じているか(杯)、何を断ち切るか(剣)。テーブルの端に置かれた袋には、まだ取り出されていないものが入っています。
版による違い
ウェイト版は四つの象徴を組ごとに一つずつ、整然とテーブルに並べます。マルセイユ版は露店の雑然さの中にそれらを混ぜています。儀式と生業の違いです。

足の間の植物

カードに描かれているもの
黄色い地面、魔術師の両脚の間に小さな緑の芽。右側にも草の茂みがあります。
読み取られてきた意味
緑はこのデッキでは珍しい色です。緑が現れるところでは、何かが育っています。始まりのテーブルの下の芽は、この地面が肥えていること、ここで着手されたものが、手をかければ育つことを告げています。
II

女教皇:書物、ヴェール、三重冠

座った女性が三重冠をかぶり、膝の上で開いた書物を持っています。背後には明るい色のヴェールが垂れています。青いマントがほぼ全身を覆い、足も地面も見えません。

開かれた書物

カードに描かれているもの
開かれた書物。ページは読める語を成さない波線で埋められ、両手で膝の上に支えられています。
読み取られてきた意味
見せる知ではなく、読む知です。読めない線は意味の一部です。そこに書かれたものは外からは読めない。女教皇は知っていて、まだ語らない。開かれた書物は、彼女が学んでいる途中であることを示し、終えたことを示しているのではありません。リーディングでは、情報は存在するが、まだあなたのものではない、ということです。
版による違い
ウェイト版では、女教皇(The High Priestess)はTORAと記された巻物を持ち、マントの下に半ば隠しています。書物は律法になります。

背後のヴェール

カードに描かれているもの
明るい色のひだのある布が肩の後ろに垂れ、カードの背景の左右を占めています。
読み取られてきた意味
内と外を分けるものです。ヴェールは女教皇の背後にあるもの、つまり彼女が守るものを隠します。内なる空間、蓄え、正当な秘密。色による読みは、このヴェールが紙の色、つまりまだ書かれていないページの色であると付け加えます。
版による違い
ウェイト版はヴェールをBとJの文字を持つ二本の柱の間に張ります。ソロモン神殿からの借用です。マルセイユ版には文字も柱もなく、布だけがあります。

三段の三重冠

カードに描かれているもの
三つの冠を重ねた黄色い冠り物で、「教皇」(V)のものと同じです。白いヴェールの上にかぶっています。
読み取られてきた意味
教皇の三重冠。最高の霊的権威を、ここでは女性が身につけています。女教皇ヨハンナの伝説がこの図像を養いました。三段は三つの知の段階、あるいは三つの世界として読まれます。重要なのは、この冠り物が「教皇」と共有されていることです。彼女は読み、彼は語る。

すべてを覆う青いマント

カードに描かれているもの
青いマントが首から足まで体を包み、その下の赤い衣と両手だけを見せています。地面も足も描かれていません。
読み取られてきた意味
青が赤を覆う。省察が衝動を包み込んでいます。女教皇はデッキの中で最も閉じたカードであり、それが彼女の強さです。何も漏れず、何もさらされない。地面がないことが、外のない内なる場所という印象を強めています。
III

女帝:鷲、笏、玉座

女帝

女帝の解説ページを開く

4件のディテール

冠をかぶった女性の君主が座り、片手に笏、もう片方の手に鷲をあしらった盾を持っています。玉座の背もたれは、二枚の明るい翼のように背後に広がっています。

盾の鷲

カードに描かれているもの
翼を広げた黄色い鷲が、頭を右、つまり彼女の方へ向け、女帝が腰に当てて持つベージュの盾に描かれています。
読み取られてきた意味
鷲は帝国の紋章です。全体を見渡す視野、高さ、遠くを見る力。盾として持たれ、誇示すると同時に守ります。女帝は構想し名づける知性として読まれます。鷲はその眼差しです。
版による違い
同じ鷲が「皇帝」(IIII)の玉座の足元にも、頭を左に向けて現れます。二枚のカードをIII、IIIIの順に並べてみてください。二羽の鷲が見つめ合います。

宝珠と十字架の笏

カードに描かれているもの
長い黄色の笏で、先端は十字架を載せた球体になっています。左手に持ち、肩にもたせかけています。
読み取られてきた意味
十字架付きの宝珠、キリスト教君主の標章です。より高い権威のもとでの、世界に対する力。女帝はそれをゆったりと肩にもたせて持っています。振りかざす必要なく行使できる力です。

王冠

カードに描かれているもの
先のとがった飾りのついた黄色い王冠で、内側は赤い帽子、明るい色の髪の上にかぶっています。
読み取られてきた意味
思考の主権。女帝は理解する力によって治めます。黄色の下の赤は、精神の光に抑えられた熱として読まれます。王冠のシンボルとしての詳細は、サイトの用語集にあります。

翼の形の背もたれ

カードに描かれているもの
彼女の背後、左右に明るい色の筋の入った二つの形が立ち上がっています。二枚の翼のようでも、玉座の支柱のようでもあります。
読み取られてきた意味
翼か玉座か、絵は決めていません。そしてこの曖昧さこそが意味を成しています。女帝は座っており、したがって安定していますが、その玉座は飛び立つものの形をしています。座を離れることなく高く昇る思考が読み取られます。
IIII

皇帝:組んだ脚と玉座

皇帝

皇帝の解説ページを開く

5件のディテール

髭を生やした君主が横顔で左を向き、笏を持って鷲をあしらった玉座にもたれています。脚は組まれており、座っているのか立っているのか、判断に迷います。

4の形に組んだ脚

カードに描かれているもの
左脚が右脚の前を通り、二本で4の字の輪郭を作っています。カードの番号はIIIIです。
読み取られてきた意味
体がカードの数字を書いている。皇帝で最も引用されるディテールです。4は枠の数、正方形の数、持ちこたえるものの数です。こうして脚を組むことは、土台を閉じることです。安定が読み取られますが、同時に、走ることのできない姿勢でもあります。皇帝は持ちこたえる、動かない。
版による違い
「吊された男」(XII)も頭を下にして脚を組み、「世界」(XXI)は同じ姿勢で片脚を上げ、正立しています。三枚のカードは一続きとして読めます。

座らずに座る

カードに描かれているもの
玉座は背後にありますが、腰ははっきりとそこに載っていません。もたれかかり、今にも立ち上がりそうに見えます。
読み取られてきた意味
休息中ではなく、行使中の権威です。皇帝は女教皇や正義のように玉座に鎮座しません。立ったまま、あるいはほぼ立ったまま統治します。能動的で管理する権力と、腰を落ち着けることの難しさが読み取られます。

玉座の足元の鷲

カードに描かれているもの
翼を開いた黄色い鷲が、皇帝と同じく頭を左に向け、玉座の下部、脚の高さに描かれています。
読み取られてきた意味
女帝と同じ紋章ですが、低い位置に置かれ、皇帝の視線の向き、つまり左、読みの慣習では過去の方向へ向いています。皇帝は鷲の眼差しを地面と、これまでに築かれたものに向けます。彼が見ているのは領土であって、空ではありません。

鎖とメダル

カードに描かれているもの
黄色い鎖が首の周りを通り、胸に垂れ、暗い色のメダルで終わっています。
読み取られてきた意味
勲章の首飾り、所属のしるしです。皇帝は自分が代表するものに縛られています。鎖は金であっても鎖のまま。ここに職務の重さを読む人もいます。

宝珠と十字架の笏

カードに描かれているもの
女帝のものと同じ黄色い笏を、右手でまっすぐ、顔の高さに持っています。
読み取られてきた意味
女帝が休ませていたところを、垂直にしっかりと持っています。同じ標章、別の使い方。皇帝は掲げ、女帝は保有する。決めることと構想することの違いです。
V

教皇:十字架、手袋、二人の侍者

教皇

教皇の解説ページを開く

5件のディテール

髭を生やした男が三重冠をかぶり、祝福のしるしに二本の指を立て、三本の横木を持つ十字架を手にしています。手前には、剃髪した頭を見せる後ろ姿の二人。青い二本の柱が場面を囲んでいます。

三本の横木を持つ十字架

カードに描かれているもの
左手に黄色い十字架。その竿には、下に向かって長くなる三本の横棒があります。
読み取られてきた意味
教皇の十字架。三重冠が三段であるように、横木も三本です。三つの段階で教える権威。構造化された伝達、教義、枠組みとして読まれます。教皇は、語られ、教えられ、規範となるもののカードです。

十字架の印のある手袋

カードに描かれているもの
十字架を持つ手は黄色い手袋をはめ、その甲には小さな暗い色の十字架があります。
読み取られてきた意味
手袋は手と聖なる物を隔てます。教皇は伝えるものに直接触れません。仲介、役割、人とその職務の間に介在するものが読み取られます。もう一方の素手は祝福します。人間的なものはむき出しのままです。

剃髪した二人の侍者

カードに描かれているもの
後ろ姿の、より小さな二人の人物。頭頂には丸い剃髪の跡。一人は小さな帽子をかぶり、もう一人は教皇に向かって手を上げています。
読み取られてきた意味
教えを受ける者たちです。後ろ姿で描かれることで、読者は彼らの位置に置かれます。教皇が語りかけているのはあなたです。剃髪は戒律への帰依を示します。この二人の弟子には伝達が、そして知る者への依存も読み取られます。
版による違い
ウェイト版は二人の修道士を残し、地面に交差した二本の鍵を加え、教皇(The Hierophant)をより硬直した人物にしています。

二本の青い柱

カードに描かれているもの
柱頭を持つ二本の青い柱が、教皇の肩の後ろから上端まで立ち上がっています。
読み取られてきた意味
制度です。教皇は建物の内側で語ります。柱は省察の色である青で、黄色ではありません。枠組みはあるが、それ自体は光を放たない。「戦車」の天蓋の四本の柱とともに、デッキの中で唯一の柱です。女教皇の背後では、ヴェールがその代わりを務めています。

祝福の仕草

カードに描かれているもの
素手の右手が肩の高さに上げられ、人差し指と中指を伸ばし、他の指は折り曲げられています。
読み取られてきた意味
認めるしるし。「それでよい、進みなさい」。リーディングでは、教皇は着手されたものを祝福するか、合意、許可、承認が問題になっていることを示します。伸ばした二本の指、二人の侍者、二本の柱。このカードは番号5のもとで数の2を繰り返しています。
VI

恋人:キューピッド、三人の人物、単数形のタイトル

恋人

恋人の解説ページを開く

5件のディテール

裸足の若い男が、彼に触れる二人の女性の間に立っています。上方では、白い太陽の中で翼を持つキューピッドが弓を引き絞っています。刻まれたタイトルはL’AMOVREVX、単数形です。

単数形のタイトル

カードに描かれているもの
帯にはL’AMOVREVXとあります。恋する者は一人であって、二人ではありません。
読み取られてきた意味
マルセイユ版が示すのは恋人同士ではなく、選ぶ一人の男です。タイトルがそれを裏づけます。このカードは結びつきではなく選択を語ります。日本語の通称「恋人」は単数と複数を区別しませんが、この名は英語のThe Lovers(複数形)、つまりライダー・ウェイト版とその天使の下の裸の二人の図像を通して定着したものです。当サイトの解説ページもこの通称を使っています。しかし版画そのものは単数形を語っています。

キューピッドとその矢

カードに描かれているもの
青、黄、赤の光線を持つ白い円盤の中で、翼のある裸の子どもが弓を引き絞っています。矢は下、左側の女性の方を指しています。
読み取られてきた意味
欲望は上から来て、議論の余地がありません。キューピッドが狙いをつけ、人物は自分が何を感じるかを決めません。左を向いた矢は、頭が判断を下す前に心がすでに選んだこととして読まれてきました。背後の太陽は、この欲望を誰の目にも見えるものにしています。
版による違い
ウェイト版はキューピッドを大天使ラファエルに置き換えます。両手を開き、弓はありません。欲望は祝福になります。

三人の人物

カードに描かれているもの
中央に縞模様の上着を着た若い男。左には葉の冠をかぶった女性が彼の肩に手を置き、右には髪を下ろした女性が彼の腰に手を伸ばしています。彼は右の女性を手で示しながら、もう一方の女性を見ています。
読み取られてきた意味
古典的な読みは二つの道を対置します。葉の冠をかぶった女性(年長者、伝統、母)と、髪をほどいた若い女性(欲望、新しさ)。若い男は一方を見て、もう一方を手で示します。ジレンマはその姿勢に描かれています。頭と体が一致しないあらゆる選択が、ここに読み取られます。

裸足

カードに描かれているもの
三人のうち若い男だけが裸足で、黄色い地面に足を置いています。二人の女性は足元まで衣服に覆われています。
読み取られてきた意味
地面との直接の接触。彼は状況に身体的に関わり、さらされています。このデッキでは、裸足は主に、もはや演じる役割を持たない裸の人物のものです(「星」「太陽」「審判」「世界」)。ここでの裸足は、まだ決断していない誠実さを語っています。

葉の冠

カードに描かれているもの
左の女性は黄色い葉の冠をかぶっています。右の女性の頭には何もありません。
読み取られてきた意味
すでに勝った者の月桂冠。先行するもの、正当性、以前からそこにあったもの。向かい合う相手の下ろした髪は、まだ枠に収まっていないものを語ります。このカードの選択はしばしばこう読まれます。得ているものと、惹かれるものの間の選択、と。
VII

戦車:天蓋、馬、S·Mの文字

戦車

戦車の解説ページを開く

6件のディテール

冠をかぶった王子が笏を手に、天蓋付きの戦車に立っています。戦車を引くのは二頭の馬で、一頭は赤、一頭は青。手綱はありません。戦車の前面には、二つの文字を記した小さな盾があります。

盾の上のS·Mの文字

カードに描かれているもの
戦車の前面の小さな盾に、点で区切られたSとMの文字があります。
読み取られてきた意味
その意味を確実に知る者はいません。仮説はカード職人のイニシャルからラテン語や信心の略語までさまざまですが、どれも文書によって確立されてはいません。過剰に解釈してはいけないディテールの良い例です。理解できない二つの文字は暗号のメッセージではなく、理解できない二つの文字です。
版による違い
Conver版とその子孫に現れます。他の版では別の文字であったり、何もなかったりします。ウェイト版は盾を翼のある円盤に置き換えています。

赤と青の二頭の馬

カードに描かれているもの
斜め前から見た二頭の馬、一頭はオレンジがかった赤、一頭は青。その体は盾の後ろで、あたかも一体であるかのように合流しています。赤い馬は前足を上げ、青い馬は横を見ています。
読み取られてきた意味
同じ戦車につながれた相反する二つの力。衝動(赤)と省察(青)、欲望と理性。二頭は同じ方向を見ていませんが、それでも戦車は進みます。てんでばらばらに引くものを一緒に引かせる力によって成り立つ成功が、ここに読み取られます。
版による違い
ウェイト版は馬を、黒と白の座った二体のスフィンクスに置き換えます。力は飼いならされ、動きません。マルセイユ版の力は生きていて、進行中です。

手綱がないこと

カードに描かれているもの
御者は片手に笏を持ち、もう片方の手を腰に当てています。手と馬を結ぶ手綱は一本もありません。
読み取られてきた意味
戦車は力ではなく姿勢によって操られています。王子はまっすぐ立つことで御しています。このカードで最も役に立つ読みです。強制を経由しない制御。裏面は明らかです。手綱がなければ、簡単には止まれません。

天蓋と四本の柱

カードに描かれているもの
明るい色の天蓋がひだのある布で縁取られ、赤と青が交互になったねじれ模様の四本の柱の上に載っています。
読み取られてきた意味
持ち運べる空。戦車は自分の枠組みを携えて進みます。四本の柱は、領土の四隅、あるいは「世界」の四つの生き物のように、進むための完全な構造をこのカードに与えています。天蓋は守りでもあります。王子は上から降ってくるものから身を守られています。

三日月形の肩当て

カードに描かれているもの
それぞれの肩に、外側を向いた三日月形の黄色い鎧の部品があります。
読み取られてきた意味
多くの版はここに二つの顔を描きます。一つは微笑み、一つは厳しい顔。この複製版では、形は表情のない三日月のままです。「仮面」の読みは、王子が世界に見せる二つの顔、あるいは彼の冠の太陽を挟む二つの月と見ます。この複製版では形をそのまま受け取ってください。守られた二つの肩が、外側を向いている、と。
版による違い
いくつかのConver版とGrimaud版でははっきりした顔。ウェイト版の戦車の肩には二つの三日月があります。

正面から見た車輪

カードに描かれているもの
二つの車輪は正面から平らに描かれていますが、戦車自体も正面から見られています。あり得ない遠近法です。
読み取られてきた意味
彫師は車輪が存在すると分かるように描いたのであって、転がるように描いたのではありません。事実としてよりも原理としての動きが読み取られます。戦車は前進のカードですが、見ているその瞬間に進んでいるという証拠は何もありません。リーディングでの問いはこうなります。本当に動いているのか?
VIII

正義:天秤、剣、正面の眼差し

正義

正義の解説ページを開く

6件のディテール

座った女性が正面を向き、読者を見ています。左手に天秤、右手に立てた剣。背後には二本の黄色い支柱が立ち上がっています。

番号VIII

カードに描かれているもの
帯にはVIIIとあります。ライダー・ウェイト版では「正義」が11、「力」が8です。
読み取られてきた意味
入れ替えは1909年に起こりました。A. E. WaiteはGolden Dawn(黄金の夜明け団)の順序に従い、カードを黄道十二宮に対応させたのです。マルセイユ版では正義は8番目、戦車と隠者の間にあります。征服の後に来る均衡。番号を使うあらゆる計算(バースカード、パーソナルイヤー)はこの選択に左右されます。

天秤

カードに描かれているもの
二つの皿を持つ黄色い天秤を、竿の部分で左手に、腰の高さに持っています。皿は同じ高さにあります。
読み取られてきた意味
断つ前に量る。計測の道具です。同じ高さの皿は、計量が済んだこと、あるいはまだどちらも優位に立っていないことを語ります。天秤はあらゆる決断に含まれる評価の部分と、結論の前に比較する必要として読まれます。

立てた剣

カードに描かれているもの
黄色い剣を右手で垂直に、切っ先を上に、鍔を膝の高さに持っています。
読み取られてきた意味
量った後に断つ。立てられて動かない剣は打ちません。準備ができているのです。明確な決断、引かれた限界、曖昧さの終わりが読み取られます。剣のシンボルとしての詳細は用語集にあります。

正面の眼差し

カードに描かれているもの
正義は、読者の目をまっすぐ見つめる数少ないカードの一つで、顔は完全に正面を向いています。
読み取られてきた意味
隠すものも逃げるものもない。正面からの眼差しは、カードを引いた者を裁かれる立場、あるいは裁く立場に置きます。左が過去、右が未来という慣習に従えば、正面の眼差しは現在を語ります。決断は今です。

王冠の中央の円盤

カードに描かれているもの
王冠の黄色い帯の中央、額の位置に、二重の輪郭を持つ小さな円があり、中心に点があります。
読み取られてきた意味
第三の目、太陽、宝石として読まれてきました。裁くことを可能にする、より高い視点。読みは開かれたままです。確かなのは、この円がデッキで最も左右対称なカードの正確な中心にあるということです。

首のねじれた紐

カードに描かれているもの
首の周りに黄色いねじれた細紐があり、胸の上で結ばれています。
読み取られてきた意味
首飾りか紐か、線は決めていません。最も控えめな読みは、皇帝の鎖のような職務の装飾品と見ます。より厳しい読みは、正義自身が自らの適用するものに縛られていると見ます。どちらも成り立ちます。リーディングが求める方を選んでください。
VIIII

隠者:ランタン、杖、マント

隠者

隠者の解説ページを開く

4件のディテール

髭を生やした老人が、赤と黄の裏地を持つ青いマントに身を包み、左へ歩いています。片手でランタンを掲げ、もう片方の手で杖に身を支えています。

ランタン

カードに描かれているもの
板で囲まれた赤いランタンを顔の高さに持ち、黄色い光が漏れています。青いマントの裾はランタンのすぐ後ろに垂れ、覆ってはいません。
読み取られてきた意味
自分で携える光。隠者は次の一歩に必要な分だけを照らし、それをマントに寄せて身近に保ちます。他人を照らそうとはしていない、あるいはまだしていない。忍耐強い識別、探究、説明できないまま理解している時期が読み取られます。
版による違い
古いマルセイユ版のいくつかでは、マントの裾がランタンを半ば覆っています。ここでは覆われていません。ウェイト版はランタンの中に六芒星を入れ、腕を伸ばして持たせます。光は保たれる代わりに差し出されています。

杖

カードに描かれているもの
わずかに曲がったベージュの杖を左手に持ち、前方に突いています。
読み取られてきた意味
支えとリズム。老人は走らず、一歩ごとに杖を突きます。愚者の杖と比べると、この杖はくすんで節くれだっています。同じ機能、ただし使い込まれた後の。方法、持久力、光が足りないときに持ちこたえるものが読み取られます。

黄色い裏地の青いマント

カードに描かれているもの
大きな青いマントが体を覆い、ランタン側でめくれたところに黄色い裏地が見えます。その下には赤とオレンジの衣。
読み取られてきた意味
外側に省察(青)、内側に光(黄)、いちばん奥に熱(赤)。隠者は見かけの正反対です。マントの下の炎。消えたと思われていて、そうではない人々のカードです。

左への眼差し

カードに描かれているもの
隠者はカードの左に向かって歩き、見ています。ランタンはその方向を照らしています。
読み取られてきた意味
読みの慣習では、左は過去です。隠者は起こったことを検討し、総括しています。後戻りではなく、棚卸しです。このカードは「起こったことから何を学んだか」という類の問いによく応えます。
X

運命の輪:クランク、三匹の生き物、スフィンクス

六本のスポークを持つ輪が、青い波線の上に置かれた黄色い台に載り、三匹の生き物を運んでいます。一匹は左で下り、一匹は右で上り、三匹目は頂上に君臨し、冠と翼を持ち、剣を手にしています。軸からクランクが突き出ています。

クランク

カードに描かれているもの
軸の右側、オレンジ色のハブから白いクランクが出ています。誰も握っていません。
読み取られてきた意味
輪は回すことができる。周期は、ただ受け身で被るだけのものではありません。クランクが空いていることが、重要なディテールです。回転する状況に対して働きかけられる余地と、そこから生じる問いが読み取られます。今、誰が握っているのか?
版による違い
ウェイト版にはクランクがなく、輪は空に浮かび、ヘブライ文字と錬金術の記号で覆われています。機構はマンダラになります。

三匹の生き物

カードに描かれているもの
左では人間の顔と尾を持つ生き物が頭を下にして下り、右では黄色い動物の頭を持つ生き物が上り、頂上では冠と翼を持つ青い獣が剣を手に、板の上に座っています。
読み取られてきた意味
上る、下る、君臨する。周期の三つの位置です。下るものは人間の顔を保ち、上るものは動物の頭を持つ。少し人の顔を失わずに上ることはできず、それを取り戻さずに下ることもない。獣の正体については読みは開かれたままです。その位置だけでカードは成り立っています。

頂上の生き物、通称「スフィンクス」

カードに描かれているもの
動物の体、オレンジ色の翼、黄色い冠、剣を持つ青い獣が、輪の上の板に据えられ、輪と一緒には回りません。
読み取られてきた意味
慣習ではスフィンクスと呼びます。19世紀のオカルティストと、本物のスフィンクスにしたライダー・ウェイト版の影響です。マルセイユ版では、冠をかぶり武装した正体不明の生き物です。すべてが回る間も安定したままで、裁くもの。リーディングでは、不動点の問いを投げかけます。何の名において、これらすべては回っているのか?

六本のスポーク

カードに描かれているもの
輪には、青いふくらみのある白い六本のスポークが、オレンジ色のハブの周りにあります。
読み取られてきた意味
6は一巡り(IからVI)のカードの数であり、3の二倍です。暗号というより周期の尺度が読み取られます。重要なのは輪が分割されていることです。それぞれの位置に場所があり、どれも長くは続かない。

水の上に置かれた台

カードに描かれているもの
輪の黄色い支えは、カードの下部全体を占める青い波線の上に載っています。
読み取られてきた意味
輪は、感情と無意識の色である水の上で回ります。人生の周期は、私たちの内で動くものの上に成り立っている。台は黄色、つまり明晰ですが、地面とは言えない地面の上に立っています。回るものは何の上に載っているのかを問うのによいカードです。
XI

力:帽子、ライオンの顎、衣

力

力の解説ページを開く

5件のディテール

つばの広い帽子をかぶった女性が立ち、衣から出てくるように見える黄色いライオンの口を両手で押さえています。顔は穏やかで、目は動物の方へ伏せられています。

番号XI

カードに描かれているもの
帯にはXIとあります。ライダー・ウェイト版では「力」が8です。
読み取られてきた意味
正義と同じ入れ替えで、Golden Dawnにならって1909年にA. E. Waiteが決めたものです。マルセイユ版では、「力」は輪のすぐ後、デッキの後半を開きます。周期が一回りした後に、再び手綱を取るもの。VIIIとXIの二枚は対を成します。一方は量って断ち、他方は押さえて手なずける。

二重の輪の帽子

カードに描かれているもの
つばが広く反り返った青と黄の帽子で、その輪郭は魔術師の帽子と同じです。
読み取られてきた意味
「力」は魔術師(I)と同じ帽子をかぶっています。この二枚だけがデッキでこの帽子をかぶり、番号(1と11)も呼応しています。彼が始めるところで、彼女は制する。したがって「無限」の読みは二枚に当てはまり、同じ留保も伴います。これは帽子であり、その形が後から読み直されたのです。
版による違い
ウェイト版は、帽子をかぶらず花冠をつけた「力」の頭上に∞を置きます。帽子の輪は明示的な記号になります。

ライオンの顎に置かれた手

カードに描かれているもの
一方の手はライオンの上顎に、もう一方は下顎の下に置かれています。口は開いています。
読み取られてきた意味
彼女は口を開けているのか、閉じているのか。絵では決められず、それがこのカードの問いです。開ける、なら本能に発言を許し、制御のもとで表現させること。閉じる、なら抑えること。現代の読みの多くはこの仕草の穏やかさに注目します。鞭も剣もなく、猛獣の上に素手が二つ。ここでの力は関係であって、勝利ではありません。

衣から出てくるライオン

カードに描かれているもの
ライオンの体は全部は見えていません。たてがみと前足が青い衣の裾から、まるでそこから出てくるように現れています。
読み取られてきた意味
猛獣は彼女の前にいるのではなく、彼女から来ています。本能は外の敵ではなく自分の一部として読まれます。愚者の動物と同じ鍵です。青い衣(省察)が黄色いライオン(エネルギー)を包む。このカードは、衝動を手放さずに通す意識を描いています。

伏せた眼差し

カードに描かれているもの
顔はライオンの方へ傾き、目は読者でも地平線でもなく、動物を見ています。
読み取られてきた意味
注意のすべてが、押さえているものに向いています。「力」は後ろも前も見ず、仕草の中にいます。リーディングでは、結果よりも手の中にあるものに集中するよう促すカードです。
XII

吊された男:縛られた足、4の形の脚、十二本の枝

若い男が片足で、枝を落とされた二本の幹に渡した横木から、頭を下にして吊るされています。脚は組まれ、両手は背中に隠れ、顔は穏やかです。

縄に縛られた足

カードに描かれているもの
横木に結ばれた縄が片足の足首を締めています。もう一方の脚は自由で、折り曲げられています。
読み取られてきた意味
彼は一点だけで支えられ、その一点で十分です。縛られた足は、動きを止める約束や制約、今あなたを縛っているものとして読まれます。このカードの有用な問いはこうです。あなたはどこで縛られているのか、そしてそれを自分で選んだのか?

4の形に組んだ脚

カードに描かれているもの
自由な脚が縛られた脚の後ろを通り、逆さの4を作っています。皇帝の脚と同じ形です。
読み取られてきた意味
座った皇帝は正立した4を作り、吊された男は同じ4を逆さに作ります。枠は同じで、位置が逆転している。安定が宙吊りになります。この形には、まだ持ちこたえているが裏返された構造、下から見た物事の秩序が読み取られます。
版による違い
「世界」(XXI)は同じ上げた脚を、正立して動きの中で繰り返します。IIII、XII、XXI。同じ姿勢の三つの状態です。

背中に隠した手

カードに描かれているもの
腕は背中に折り畳まれ、手も、手が持っているものも見えません。
読み取られてきた意味
吊された男は行動できない、あるいはそうしたくない。隠れた手は待機、直接の行動の停止を語ります。古いタロットの中には、両手に二つの袋を持たせ、そこから硬貨がこぼれ落ちるものがあります。待つ間に失うもの、あるいは手放すもの。
版による違い
マルセイユ系以前のタロット、たとえばシャルル6世のタロットと呼ばれるもの(15世紀末)では、吊された男は硬貨がこぼれる二つの袋を持っています。この複製版にはそうしたものはありません。ウェイト版の吊された男は腕を背中で組み、頭の周りに光輪があります。

十二本の切られた枝

カードに描かれているもの
黄色い幹はそれぞれ六つの枝の切り跡を持ち、切り口は赤です。合わせて十二、カードの番号と同じ数です。
読み取られてきた意味
木は剪定されています。横木を支えるために、育つものが切られた。不動が何を費やすか、そして何を準備するかが読み取られます。剪定は再生に先立つ。番号と等しい十二という数はConver系で安定しており、このカードに、検証できる数少ない隠れた数字の一つを与えています。
版による違い
切り跡の数はデッキによって異なります。十二と読む前に数えてください。

九つのボタン

カードに描かれているもの
黄色いベストに三つ、青い上着に六つのボタンが、一本の縦の線に並んでいます。
読み取られてきた意味
頭を下にした男の、丁寧にボタンを留めた衣服。彼はそこに落ちたのではなく、準備したのです。数による読みはここに隠者の9を見ますが、私たちが重視するのは秩序の方です。吊された男は、整っていない状況の中の、整った人物です。

二つの緑の小山

カードに描かれているもの
幹の足元に、左右一つずつ、暗い緑の小さな山があります。吊された男の頭はその間に、触れることなく下りています。
読み取られてきた意味
育つものの緑が、頭の垂れる空間を囲んでいます。地面には届いていません。吊された男は上と下の間に、支えなくいます。小山は、立ち止まった者の周りで続いていく生として読まれます。
XIII

アルカナXIII:大鎌、首、芽

死神

死神の解説ページを開く

6件のディテール

肌色の骸骨が右を向き、オレンジ色の刃の大鎌を振るっています。黒い地面には首、手、足、骨が散らばり、そこから青と黄の芽が出ています。タイトルの帯は空白です。

名前がないこと

カードに描かれているもの
他のカードがタイトルを持つ下部の帯が空白です。番号XIIIだけが刻まれています。
読み取られてきた意味
デッキで唯一、タイトルのないカードです。この沈黙は、描かれてはいるものに名を与えることの拒否として読まれます。終わり、切断、死。名づけないことは、それを人格ではなく過程にすることです。日本語では慣習的に「死神」と呼ばれ、当サイトの解説ページもその名を使っていますが、版画そのものは何も語りません。当サイトはこの問いに一つの記事を充てています。
版による違い
Noblet版はLA MORTと書き、Conver版は空白のまま、ウェイト版はDEATHと書きます。沈黙の選択は18世紀のマルセイユ系のものです。

大鎌

カードに描かれているもの
黄色い柄とオレンジ色の刃の大鎌を両手で持ち、その先端はカードの下部で地面に触れています。
読み取られてきた意味
戦の道具ではなく、収穫の道具です。熟したものを刈る。行動の色であるオレンジの刃は、切断が進行中であることを語ります。刃は骸骨の歩む向き、右へと払われます。切られるものは彼の前にあり、後ろにはありません。

地面の二つの首

カードに描かれているもの
右下に王冠をかぶった首、左下に明るい色の髪の首。いずれも目を開けて見ています。
読み取られてきた意味
切断は王も他の者も免れません。王冠をかぶった首は中世以来そう語ってきました。首が目を開けたままなのはより珍しい。切られたものが見続けている。これらの首は、人が別れる役割や自己像であり、すぐには消えないものとして読まれます。

散らばった手と足

カードに描かれているもの
開いた二つの手が地面から出て、三つ目は平らに置かれています。裸の足と骨が散らばっています。
読み取られてきた意味
まだ上がっている手と、もう歩かない足。行動していたものと進んでいたものが、体から切り離されています。読みはここに過去の仕草と道のりを見ます。何も埋められてはいません。すべてが黒い地面の表面に見えたままです。

青と黄の芽

カードに描かれているもの
黒い地面に、炎の形をした青と黄の草むらが、残骸の間から生えています。
読み取られてきた意味
カードを反転させるディテールです。切断の地面に、何かが育っている。他のカードのような緑ではなく、内面と光の色である青と黄。終わりの後に別の形で再び伸びてくるものが読み取られます。

骨に残る肉

カードに描かれているもの
骸骨は白くありません。肌色で、腰と骨盤には皮膚の部分が残っています。
読み取られてきた意味
この骸骨は生きています。他の人物の肌と同じ色をしているのです。残った肉には、変容がまだ終わっていないこと、あるいは断ち切るものもまた自分の一部であることが読み取られます。XIIIを死の図像から区別するのはこの点です。恐怖の像ではなく、能動的な姿です。
XIIII

節制:二つの壺、水平に流れる水、額の花

節制

節制の解説ページを開く

4件のディテール

明るい色の翼を持つ天使が立ち、青い壺から赤い壺へ水を注いでいます。水は落ちることなく斜めに流れています。髪には赤い花が挿してあります。

二つの壺

カードに描かれているもの
右に高く持たれた青い壺、左に低く持たれた赤い壺。中身は一方から他方へ移っています。
読み取られてきた意味
二つの容器、二つの色、一つの流れ。このカードは二つの極の間の移行を語ります。青から赤へ、省察から行動へ、あるいは流れの向きをどう取るかによってその逆。混合、配分、二人の人、あるいは自分の二つの部分の間を行き来するものが読み取られます。

水平に流れる水

カードに描かれているもの
青で縁取られた白い水の筋が、壺から壺へ斜めに、ほとんど平らに、重力に従わずに渡っています。
読み取られてきた意味
このカードのあり得ないディテールであり、それゆえ最も読まれてきたものです。この水が落ちないのは、普通の水ではないからです。失われない循環、目減りのない交換、あるいは物事が落下せずに移っていく内面の状態が見て取られます。奇跡ではなく調整の図像です。仕草は途切れません。
版による違い
ウェイト版は斜めの流れを保ちつつ、天使の片足を水に、もう片足を地に置き、太陽と小道を加えます。カードは風景になります。

頭の上の赤い花

カードに描かれているもの
五枚の花弁を持つ赤い花が、頭頂の青い髪の左側に挿してあります。
読み取られてきた意味
花開いた思考。頭のレベルで開くもの。青い髪の上の赤は、省察を突き破る生命を示します。正義の円と合わせて読めば、デッキ中盤のカードの頭に置かれたしるしの一つです。
版による違い
1930年のGrimaud版は花を額の中央に置き、そこから「額の花」という表現が生まれました。ここでは髪の中にあります。ウェイト版は天使の額に太陽を置いています。

翼

カードに描かれているもの
筋の入った明るい色の二枚の翼が肩の後ろに広がっています。天使は黄色い地面に、緑の草むらの間に立っています。
読み取られてきた意味
デッキ最初の天使で、「審判」と「世界」の天使に先立ちます。翼は、去ることもできるのに留まっていることを語ります。節制は足を地につけ、背中に空を負っています。二つの水準の間の仲介として読まれ、対立についてのリーディングで貴重なカードです。
XV

悪魔:翼、角、台座、縛め

悪魔

悪魔の解説ページを開く

7件のディテール

コウモリの翼と鹿の角を持ち、女性でも男性でもある体をした姿が、台座の上に立っています。縄で台座につながれた二匹の小悪魔が左右に立ち、手を背中に回しています。

コウモリの翼

カードに描かれているもの
指の見える膜状の青い二枚の翼が、肩の後ろに広がっています。
読み取られてきた意味
節制の翼は羽毛でしたが、悪魔の翼は皮膚です。飛ぶ能力は同じでも、性質が違います。コウモリは夜に飛び、見ずに方向を知る。現実の、しかし夜の力、光なしに働く力が読み取られます。リーディングでは、あなたが気づかないままあなたを運んでいるもの。

鹿の角

カードに描かれているもの
枝分かれした黄色い二本の角が、頭の左右の黄色い髪から出ています。二匹の小悪魔も角を持っています。
読み取られてきた意味
山羊の角ではなく、毎年生え替わって落ちる鹿の角です。動物的で季節的な、再び伸びてくる力。更新される本能と、主とその被造物の血縁が読み取られます。全員が同じ角を持っているのです。
版による違い
ウェイト版は悪魔に牡羊の角と、Éliphas Lévi(エリファス・レヴィ)にならった額の逆五芒星を与えています。

上げた手、開いた掌

カードに描かれているもの
右手は顔の高さに上げられ、指を広げ、掌を読者に向けています。
読み取られてきた意味
提示か制止の仕草。「見よ」あるいは「留まれ」。悪魔は姿を見せ、隠れません。開いた掌は率直な誘惑として読まれます。惹きつけるものは、自分が何であるかについて嘘をつかない。知っていて、それでも従う欲望のカードです。

鍔のない刃

カードに描かれているもの
左手に、鍔も明確な柄もない刃の形をした白く細長いものを、下端で持ち、翼に沿って立てています。
読み取られてきた意味
剣か松明か、線は語りません。鍔のない剣はまず持つ手を傷つけ、立てた松明は持つ者を温めずに照らします。用心なく振りかざされた、使える力が読み取られます。同じく立てられながら鍔で持たれている正義の剣と対照的です。
版による違い
この物の向きは版によって異なり、先を地面に向けて持つものもいくつかあります。先が上か下かを読む前に、お手持ちのデッキで確認してください。

台座と輪

カードに描かれているもの
悪魔は金床か祭壇の形をした赤い台座に立ち、その基部の輪が二匹の小悪魔の縄を留めています。足は鉤爪のようです。
読み取られてきた意味
全員にとって唯一の係留点。主はそこに足を置き、被造物はそこにつながれています。台座は依存の場所、すべてがつなぎ留められているものとして読まれます。鉤爪の足は、悪魔が他者を引き止めるのと同じだけ、自分も地面にしがみついていることを語ります。

二匹の小悪魔とその縄

カードに描かれているもの
動物の耳と角と尾を持つ裸の小さな二人が両側に立ち、手を背中に回しています。一人は微笑み、一人は顔をしかめています。縄が首から出て、台座の輪につながっています。
読み取られてきた意味
縄はゆるく、結び目は手首ではなく首にあります。彼らは去ることができるのです。このカードで最も役に立つディテールです。縛めは、そのままにしておくから続く。吊された男と同じく背中に回した手は、行動の放棄を語ります。一人の微笑みはそこに得るものがあることを、もう一人のしかめ面はそれが長続きしないことを語ります。小悪魔は、あらゆる同意された依存として読まれます。
版による違い
ウェイト版は鎖を明示し、角を持つ裸の二人の人間の首にかけます。隷属はより重いですが、やはりゆるんでいます。

女性でも男性でもある体

カードに描かれているもの
この姿には乳房があり、下半身は男性で、赤い帯と青い脚で示されています。
読み取られてきた意味
男でも女でもなく、両方。悪魔はデッキが他の場所で分けているものを一つにします。分割のない欲望の全体、あるいはまだ名づけられていないものの未分化が読み取られます。悪というより剥き出しの力のカードです。道徳は読む者が付け加えます。
XVI

塔(神の家):王冠、炎、37個の球

塔

塔の解説ページを開く

5件のディテール

三つの窓を持つ明るい色のレンガの塔が、右上の角から来た炎によって頂部の王冠を失っています。二人の人物が落ちるか逃げるかしています。空中は三色の球で満たされています。刻まれたタイトルはLA·MAISON·DIEV(「神の家」)で、「塔」という通称はウェイト版のThe Towerに由来します。

飛ばされる王冠

カードに描かれているもの
銃眼のある王冠の形をした塔の頂部が持ち上げられ、建物本体から離れて左へ傾いています。
読み取られてきた意味
落ちるのは上の部分です。威信、頂点、他のものの上に置いていたもの。塔そのものは持ちこたえ、王冠だけが離れます。このカードの最も的確な読みはここにあります。部分的な崩壊、根こそぎというより頭を吹き飛ばすもの。

角から来た炎

カードに描かれているもの
右上の角から、黄、オレンジ、青の羽毛状の形が出て、王冠に触れています。雲も稲妻も描かれていません。
読み取られてきた意味
「雷」と言われますが、絵が示すのは炎あるいは火の羽根であり、出どころの雲はありません。一撃というより息吹と読む人もいます。上から来るものは塔を壊すというより開く。このカードはそのとき、事故であると同時に突然の啓示として読まれます。
版による違い
ウェイト版は黒い雲から出る本物のジグザグの稲妻と、火を噴いて飛ぶ王冠を描きます。大惨事版です。

37個の球

カードに描かれているもの
37個の丸い球が塔の両側に浮かんでいます。この複製版で数えて、オレンジ13、白13、青11です。
読み取られてきた意味
しずく、雹、硬貨、火花。読みはさまざまで、数もデッキによって変わります。変わらないのは、それらが至るところに散らばり、三色であることです。塔から出るものは方向もなく空中に散る。これらの球は、一つにまとまっていたものの断片、今や自由で、良くも悪くもないものとして読まれます。

落ちる二人の人物

カードに描かれているもの
一人は塔に沿って頭から落ち、もう一人は足元で四つん這いになり、頭を地面に向けています。二人とも同じ青と赤の色を着ています。
読み取られてきた意味
二つの出方。落ちるか、這うか。どちらも押しつぶされてはいません。一人はすでに手を地面についてさえいます。このカードは大惨事というより強制された退出であり、地面についた手は現実への帰還を語ります。高みから落ちて、彼らはついに黄色い地面に触れます。

三つの窓

カードに描かれているもの
塔の上部にアーチ形の窓が一つ、その下に小さな窓が二つ並んでいます。扉はありません。
読み取られてきた意味
扉のない塔は、入ることも出ることもできなかった建物として読まれます。上が開く必要があったのです。青い窓は内部が暗かったことを語ります。このカードの問いはこうです。この塔はあなたを何から守っていたのか、そしてどんな代価で?
XVII

星:八つの星、二つの水差し、鳥

星

星の解説ページを開く

5件のディテール

裸の女性が片膝をつき、二つの赤い水差しから水を注いでいます。一つは川へ、一つは大地へ。頭上には16本の光条を持つ大きな星と、より小さな七つの星。木には暗い色の鳥がとまっています。

八つの星

カードに描かれているもの
中央の大きな星一つと、周りの小さな星七つ。黄3、青2、オレンジ2。小さな星はすべて8本の光条を持っています。
読み取られてきた意味
ここで最も読まれる数は8です。七つの伴星と、一つの導く星。古代の惑星が恒星を囲む姿、あるいは天職を囲む才能と見られます。数よりも構造を覚えてください。一つの主要な光と、いくつかの副次的な光。
版による違い
ウェイト版も黄色い大きな星一つと小さな星七つ、すべて8本の光条を保ちますが、小さな星は白です。色の交互配置はマルセイユ版固有のものです。

16本の光条を持つ大きな星

カードに描かれているもの
中央の星は16本の光条を持ち、長い黄色が8本、短いオレンジが8本、交互に並んでいます。
読み取られてきた意味
重なり合う二つの星、一つは光、一つは熱。大きな星は方向を示すもの、遠くから見える明確な方向として読まれます。二つの色は、照らすと同時に温めることを語ります。このカードの不動点であり、女性が見ていない点です。

二つの水差し

カードに描かれているもの
赤い水差しが二つ。左のものは青い水へ、右のものは黄色い大地へ注いでいます。二つは同時に注いでいます。
読み取られてきた意味
水に与え、大地に与える。流れるもの(感情、無意識)と支えるもの(現実、体)を養う。何も留め置かれていません。二つの水差しは傾いています。このカードは計算のない寛大さ、そして「塔」の後に再生させる仕草として読まれます。

裸と地についた膝

カードに描かれているもの
女性は裸で、青い髪をほどき、左膝を地につけ、右足を平らに置いています。視線は左下、水に注ぐ水差しの方を向いています。
読み取られてきた意味
愚者の破れと悪魔の体の後、デッキで最初の全身の裸。もう守るものは何もありません。地についた膝は服従ではなく、地面すれすれで働く者の姿勢です。仮面のない真実、そして素朴な仕草への回帰として読まれます。

木の上の鳥

カードに描かれているもの
左上に、翼を開いた黒い鳥が緑の低木にとまっています。右にはもう一つの茂みが育っています。
読み取られてきた意味
トキ、カラス、フェニックス。読みはさまざまで、線は決めていません。確かなのは、デッキで唯一のとまっている鳥であり、明るいカードの上で黒いということです。腰を据えた思考、あるいは待つ使者が読み取られます。木の緑は、何かが再び育っていることを裏づけます。
XVIII

月:塔、犬、ザリガニ、しずく

月

月の解説ページを開く

6件のディテール

横顔の月が左を向き、二つの黄色い塔の上で光を放っています。立ち上がった二匹の犬が口を開けて向かい合っています。下では、水盤の中に青いザリガニ。月と犬の間の空間を19のしずくが満たしています。

ザリガニ

カードに描かれているもの
はさみを上げた青いザリガニが、カード下部の青い水盤を占めています。水を通して見たように、上から描かれています。
読み取られてきた意味
底に生き、浮かび上がってくるもの。ザリガニは表面に現れる無意識、古い記憶、夜に浮かび上がる恐れの図像です。伝統によれば後ろ向きに歩き、そこから後退の読みが生まれました。占星術的には月が支配する蟹座を思わせます。後から付け加えられた対応ですが、よく定着しています。
版による違い
ウェイト版はザリガニを水から出し、塔の間へ続く道に上らせます。前進しているのです。マルセイユ版のザリガニは水盤に留まっています。

二匹の犬

カードに描かれているもの
よく似た肌色の動物が二匹、後ろ足で立ち上がり、口を開けて向かい合い、頭を月に向けています。
読み取られてきた意味
「犬と狼」とよく言われますが、犬と狼を描いたのはライダー・ウェイト版です。マルセイユ版では、区別のつかないよく似た二匹の獣が一緒に吠えています。夜の二つの声、飼いならされた本能と野生の本能が読み取られますが、どちらがどちらかは言えません。同じ姿であることが意味なのです。夜はそれらを見分けさせない。

19のしずく、通称「月の涙」

カードに描かれているもの
三色の19のしずく(青8、オレンジ6、黄5)が先端を月に向け、月と犬の間に配されています。
読み取られてきた意味
このしずくは月に向かって昇り、月が大地の露を吸い上げるのだ、そして太陽のしずくは下るのだ、とよく読まれます。絵の上では、二枚のカードのしずくは同じ形で同じ向き、先端を天体に向けています。違いは読みにあり、線にはありません。ですから両方の意味を開いておいてください。月は夜から昇るものを受け取る、あるいは間接的な光を降らせる。19という数は「太陽」の番号を指し、太陽は13のしずくを持ちます。二つの天体は呼応しています。

二つの塔

カードに描かれているもの
銃眼のある黄色い二つの塔がカードの両端にあり、左のものは窓二つと扉一つ、右のものは窓二つで扉なし。その間には丘があり、道はありません。
読み取られてきた意味
既知の世界の限界。塔の向こうはもう見えません。黄色、つまり照らされてはいますが、閉じています。塔は、夜に越えるのをためらう敷居、そして他のすべてがぼやけるときにも建ったままのものとして読まれます。
版による違い
ウェイト版は塔の間を通って山へ登る道を引きます。カードは道程になります。マルセイユ版はどんな道も示しません。

道がないこと

カードに描かれているもの
犬と塔の間には黄色い丘といくつかの草むら。道も、地平線へ向かう通路も描かれていません。
読み取られてきた意味
このカードで最も重要な、欠如によるディテールです。道がなければ、「月」は通過すべき段階ではなく、自分がいる状態です。夜、ぼやけ、待機。このカードが投げかける問いは「どこを通るか」ではなく「何が見えていて、何が見えていると思い込んでいるか」です。

左を向いた横顔

カードに描かれているもの
青い円盤の中に、目を伏せた横顔があり、左を見ています。円盤の右側を三日月が縁取っています。
読み取られてきた意味
月は読者も場面も見ていません。別のところ、慣習では過去の方を見ています。伏せた目は空に控えめな趣を与えます。この横顔は、正面からは与えられず、その下にあるすべてを斜めから照らす光として読まれます。
XVIIII

太陽:二人の子ども、壁、しずく

太陽

太陽の解説ページを開く

5件のディテール

人の顔を持つ正面向きの太陽が、黄色いレンガの低い壁の前に立つ裸の二人の子どもの上で光を放っています。まっすぐな光線と波打つ光線が交互に並び、太陽と子どもの間に13のしずくが落ちています。

二人の子ども

カードに描かれているもの
青い腰布をつけた裸の二人の子どもが並んで立っています。右の子は相手のうなじに手を置いて相手を見つめ、左の子は相手の腹に手を当てて応え、前を見ています。
読み取られてきた意味
伝統は双子と言い、そこから双子座との関連が生まれました。対等な関係、協力、兄と妹、あるいは互いを認め合う自分の二つの部分が読み取られます。うなじに置かれた手は気遣いの調子を添えます。一方が他方を見守っているのです。
版による違い
ウェイト版は二人の子どもを、白い馬に乗って赤い旗を掲げる一人の子どもに置き換えます。二人の同盟に対する、一人の勝利です。

レンガの壁

カードに描かれているもの
子どもたちの背後に、上端が赤い黄色いレンガの低い壁があり、彼らの背丈を超えません。
読み取られてきた意味
閉じ込めるには低すぎ、区切るには十分に高い壁。健全な限界、隠さずに守る枠。子どもたちは壁の前にいて、後ろにはいません。壁は、彼らの前に築かれ、彼らを温かく守っているもの、あるいは庭の境界として読まれます。

13のしずく

カードに描かれているもの
四色の13のしずく(青5、黄3、白3、オレンジ2)が、先端を太陽に向け、太陽と子どもの間にあります。
読み取られてきた意味
物質へと降りてくる光、恵みの雨、降り積もる熱。読みは一致しています。13はアルカナXIIIを指し、そこから太陽はXIIIが断ち切ったものを生に連れ戻すと言われてきました。数による読みで、楽しいものですが、証明されてはいません。しずくの形は「月」と同じで、数だけが違います。

まっすぐな光線と波打つ光線

カードに描かれているもの
円盤の周りで、細くまっすぐな黒い光線と、黄、青、オレンジ、白、そして二本の緑の彩色された光線が交互に並んでいます。
読み取られてきた意味
二種類の光。まっすぐ進むものと波打つもの、明るさと熱。控えめな二本の緑の光線は、この光の中で育つ生命を示しています。交互配置は太陽の二重の働きとして読まれます。はっきり見ることと、生きていると感じること。

正面の顔

カードに描かれているもの
黄色い円盤には、目を開けて読者を見る、正面向きの人の顔があります。
読み取られてきた意味
横顔の月に対して、太陽は正面から見ます。隠すものも斜めのものもない。明白さ、目に見える真実、澄んだ意識が読み取られます。「正義」「悪魔」とともに、あなたを見るカードの一つです。
XX

審判:ラッパ、天使、後ろ姿の人物

審判

審判の解説ページを開く

5件のディテール

天使が光線に囲まれて青い雲から現れ、十字の旗が下がるラッパを吹いています。下には裸の三人。左に女性、右に男性、その間に、緑の長方形から立ち上がる後ろ姿の人物。

ラッパとその旗

カードに描かれているもの
長い黄色いラッパが、朝顔を下に向けて垂直に持たれ、黄色い十字のある白い旗が結ばれています。
読み取られてきた意味
聞かずにはいられない呼びかけ。ラッパは人物たちに向けられ、音は降りていきます。旗の十字は呼びかけの出どころを示しますが、それ以上は語りません。このカードは召喚、知らせ、立ち上がらざるを得ない明白な事実として読まれます。

雲の中の天使

カードに描かれているもの
光輪と明るい色の翼、黄色い髪を持つ天使が、渦巻く青い雲から現れ、その背後から黄とオレンジの光線が放たれています。
読み取られてきた意味
節制、「世界」の天使に続く、デッキ三番目の天使です。降り立たず、空に留まってそこから語ります。自分以外のところから来るもの、天職、自分が作者ではないメッセージが読み取られます。青い雲は、このメッセージがまず内面を通り抜けることを語ります。

後ろ姿の人物

カードに描かれているもの
中央に、青い髪の裸の人物が後ろ姿で、緑の長方形から立ち上がっています。他の二人はその人物を見ています。
読み取られてきた意味
デッキで唯一、完全に後ろ姿で描かれた人物です。読者はその位置に身を置きます。その人物は天使に向かって立ち上がり、横顔の二人がそれに寄り添います。呼びかけに応える者、あるいは両親の目の前で生まれ変わる者として読まれます。後ろ姿なので顔はありません。それはあなたです。

緑の長方形、通称「墓」

カードに描かれているもの
地面に平らに置かれた緑の長方形から、中央の人物が腰まで出ています。
読み取られてきた意味
伝統はここに開いた墓、復活を見ます。芽の色である緑が意味を変えます。そこから出てくる場所は、育たせる場所でもある。長方形は立ち上がる閉じた場所として、その色はその場所が死んではいなかったという約束として読まれます。
版による違い
ウェイト版は水に浮かぶ灰色の棺を描き、そこから複数の体が立ち上がります。場面は集団的で、葬送的になります。

合わせた手

カードに描かれているもの
右の男性と左の女性はどちらも胸の高さで、体の前で手を合わせています。
読み取られてきた意味
祈りか迎え入れか、どちらの仕草も受け取ることを語ります。何もせず、受け取る。立ち上がる人物の傍らで、囲む二人はその人物の方を向いたままです。この手は、あらゆる再生に含まれる感謝や承認の部分として読まれます。
XXI

世界:マンドルラ、四つの生き物、杖、小瓶

世界

世界の解説ページを開く

6件のディテール

スカーフをまとった裸の女性が、黄、赤、青の葉でできた楕円の冠の中央で踊っています。冠は上下で結ばれています。四隅には天使、鷲、牡牛、ライオン。

マンドルラとその三色

カードに描かれているもの
葉の楕円の冠が、頂部は黄、両脇は赤、基部は青で踊り手を囲んでいます。上下で赤いリボンで結ばれています。
読み取られてきた意味
アーモンド形(マンドルラ)は、ロマネスク美術で栄光の姿を囲む枠です。中央にあるものは成就しています。光の黄から深みの青までの三色は、この冠をデッキの色彩の要約にしています。「世界」はすべてがあるべき場所にある到達点として、マンドルラは別の尺度への通路として読まれます。用語集にはマンドルラの項目があります。

二つの結び目

カードに描かれているもの
冠の上下で、交差した赤いリボンが楕円を閉じています。葉をまとめて留める紐のようです。
読み取られてきた意味
冠は結ばれている、つまり閉じている、つまり完成している。周期は閉じられました。赤い結び目は、この閉じることが状態ではなく行為であることを語ります。結論づけられたもの、それを保つのに要した努力が読み取られます。

四つの生き物

カードに描かれているもの
四隅に、左上に光輪のある天使、右上に光輪のある鷲、左下に光輪のない牡牛、右下に光輪のあるライオン。
読み取られてきた意味
テトラモルフ、エゼキエルの幻視とヨハネの黙示録、そして四福音記者から借りたものです。マタイ(人)、ヨハネ(鷲)、ルカ(牡牛)、マルコ(ライオン)。オカルティストたちはここに四大元素とデッキの四つの組を読みました。覚えておくべきは、完全な空間の四人の守り手、一つに保たれた四つの方向です。
版による違い
ウェイト版は四つの生き物を雲の中に保ちます。マルセイユ版は背景に直接置き、この複製版では三つに光輪があり、牡牛には光輪がありません。

杖と小瓶

カードに描かれているもの
踊り手は左手に短い杖を、右手に小瓶と読まれる小さな丸い物を持っています。
読み取られてきた意味
道の終わりで持たれた魔術師の杖。始まりの道具が踊りの仕草になっています。小瓶は蒸留されたものを保ちます。成就の二つの獲得物、行動することと保つことが、最小の形に縮められて読み取られます。手には他に何もありません。「世界」にはもう運ぶものがないのです。

上げた脚

カードに描かれているもの
踊り手は片脚で立ち、もう一方を後ろに折り曲げ、吊された男の脚とまったく同じ姿勢を正立で取っています。
読み取られてきた意味
裏返された吊された男。宙吊りだったものが踊っています。XIIとXXIの二枚は互いによって読まれ、「皇帝」(IIII)が座って組んだ脚で連なりを完成させます。同じ構造が三度通り抜けられているのが読み取られます。保たれ、逆転され、解放される。

スカーフ

カードに描かれているもの
長い明るい色の布が首の後ろを通り、肩の上、腰の前を渡っていますが、それ以外は何も覆っていません。
読み取られてきた意味
何も隠さない最後の衣服。踊り手は裸であると同時にヴェールをまとっています。スカーフは、成就に残る慎みの部分として、あるいは目に見えるようになった動きとして読まれます。踊っているから、布がなびくのです。
04

デッキ全体を貫くしるし

ディテールの中には、一枚のカードに固有ではないものがあります。デッキがどのように彫られ、番号を付けられ、彩色されたかに関わるものです。それらは至るところに繰り返し現れ、人はそれが一つの体系を成していると知らずに探すことがよくあります。

IIII、VIIII、XIIII、XVIIII:古い書き方の数字

カードに描かれているもの
「皇帝」はIIII、「隠者」はVIIII、「節制」はXIIII、「太陽」はXVIIIIです。デッキ全体で減算表記(IV、IX、XIV、XIX)は一つもありません。
読み取られてきた意味
加算表記です。時計の文字盤や18世紀までの版画でよく使われ、小さくても読みやすく、彫りやすいものでした。隠れた意味が与えられることもありますが、それを裏づけるものはありません。一方でこれは、番号が絵に後から加えられたものであり、暗号ではなく数量として読むべきことを思い出させます。
版による違い
ライダー・ウェイト版(1909年)はIV、IX、XIV、XIXと書きます。マルセイユ版の現代の復刻は加算表記を保っています。

LE·PENDV、LA·LVNE:UのかわりのV

カードに描かれているもの
タイトルはラテン大文字で書かれています。LE·PENDV、LA·LVNE、LA·MAISON·DIEV、LE·IVGEMENT、L’AMOVREVX、LA·ROVE·DE·FORTVNE。
読み取られてきた意味
古典ラテン語のアルファベットには大文字のUもJもなく、VとIがそれらの代わりをします。碑文の慣習であり、建物の正面に刻まれるものと同じです。これがタイトルに古代碑文の趣を与え、タロットの「古代」起源説を数多く育ててきましたが、その証拠ではありません。

タイトルの語間の点

カードに描かれているもの
中点が語を区切っています。LE·MAT、LE·BATELEUR、LA·PAPESSE。アルカナXIIIにはタイトルがまったくありません。
読み取られてきた意味
これもラテン碑文の慣習です。唯一欠けているタイトル、XIIIのそれは本当の選択です。名前のないアルカナについての記事で別途取り上げています。

黄色い地面

カードに描かれているもの
ほぼすべてのカードが人物を、ときに緑の草むらが点在する、波打つ黄色い地面の上に置いています。例外は地面の見えないカード(「女教皇」「正義」、宙吊りの「吊された男」、マントが地に触れる「隠者」)と、地面が黒いXIIIです。
読み取られてきた意味
黄色は照らされ知られているものの色です。黄色い地面は、行為が白日のもと、歩ける地面の上で起きていることを語ります。XIIIの黒い地面と「月」の青い水は、対比によって読まれます。

青い髪

カードに描かれているもの
「吊された男」「節制」「星」、「審判」の復活する三人、「塔」から落ちる二人、「恋人」の冠をかぶった女性は青い髪です。君主たち、「魔術師」「戦車」、「太陽」の子どもたち、「悪魔」「世界」は黄色か肌色の髪です。
読み取られてきた意味
このデッキの色彩で青は、内面的で受け取られるものの色です。水、空、省察。青い髪は内へ向いた思考、あるいは移行の状態として読まれます。逆に黄色は光、行動、澄んだ意識を示します。この色による読みはConver系で一貫していますが、塗り直されたデッキには持ち込めません。
版による違い
1930年のGrimaud版はいくつかの色を変え、髪の色もその中に含まれます。Camoin-Jodorowsky版(1997年)は別のいくつかを元に戻しました。色を読む前に、お手持ちのデッキで確認してください。

肌色

カードに描かれているもの
顔、手、裸の体(「星」「太陽」「審判」「世界」、「悪魔」とその小悪魔)は、影のない一様なベージュです。愚者の動物はこの色です。
読み取られてきた意味
肌色のものは生きていて、さらされています。肌、隠せないもの。物や動物がこの色を取るとき、外部のものではなく人物の一部として読むことができます。愚者の動物について最も議論される鍵です。

まれな色、緑

カードに描かれているもの
緑は22枚中10枚にしか現れず、常に小さな部分だけです。「愚者」「魔術師」「戦車」「節制」「塔」の草むら、「星」の茂み、「太陽」の光線二本、「審判」の墓、「吊された男」の横木と小山、「教皇」の三重冠のクローバー。
読み取られてきた意味
緑は育つ自然の色です。緑が現れるところでは、生きた何かが再び始まります。「月」、XIII、「悪魔」、「世界」に緑がないのは忘れではなく、情報です。この数はConver系のもので、他の版はもっと緑を使っています。

左か右か:視線の向き

カードに描かれているもの
「魔術師」「皇帝」「隠者」「節制」「星」「月」は左を見ています。「愚者」「力」、XIIIは右を。「正義」「戦車」「悪魔」「太陽」は読者を正面から見ています。
読み取られてきた意味
20世紀に広まった読みの慣習は、過去を左に、未来を右に置きます。左を向く人物は過ぎたことを振り返り、右を向く人物は踏み出す。これは道具であって歴史的な規則ではなく、彫師はおそらくそんなことを考えていませんでした。しかしリーディングでは、各カードに投げかける一文をもう一つ与えてくれます。
05

辞典に言えないこと

シンボル辞典は意味を固定し、リーディングはそれを再び動かします。このページの124項目は出発点であって判決ではなく、三つの注意が伴います。

第一に、ディテールの意味はカード全体とリーディングに依存します。「月」の二匹の犬は、「太陽」の隣と「悪魔」の隣では同じことを語りません。辞典は切り離された意味を与え、カードの解釈がそれを文脈に戻します。

第二に、読みの多くには著者と日付があります。「狼と犬」「魔術師の無限」「輪のスフィンクス」は、特定のデッキと本を通して慣習に入りました。それを引用することは無効にすることではありません。別の読みが可能なままだと知ることです。

第三に、あなたが見るものが重要です。あなたを立ち止まらせるディテールは、背後に伝統がなくても正当な入り口です。ただし、それをそのように名づけること。「私がそこに見るもの」であって、「それが意味するもの」ではありません。セッションでも個人的なリーディングでも、この区別は自分に語って聞かせる多くの物語から守ってくれます。

ここから

手元には124件のディテールと、その描写、読み、版による違いがあります。それらを働かせる最も簡単な方法は、カードを一枚引き、ディテールを一つだけ選び、他の何かを読む前に、それが示唆する問いをカードに投げかけることです。

講座や記事でこのページを引用する場合は、ディテールのアンカーに直接リンクしてください。各項目には固有のアンカーがあり、数え上げには版が示されています。

著者について

Stéphane Gamot — TarotNova創設者、ウェブアプリケーション開発エンジニア。子どもの頃からマルセイユタロットに親しみ、予言の道具ではなく問いを立てる道具として扱います。サイトのツールも自分で作っています。

2026年9月26日公開 · 2026年9月26日更新

この辞典をシェアする

06

よくある質問

マルセイユタロットにはいくつのシンボルがありますか?

公式の数はありません。何をシンボルと呼ぶかによります。このページは大アルカナ22枚について124項目を収録しており、解釈の伝統が取り上げてきた描かれたディテールだけを採っています。小アルカナ56枚はさらに別のものを加え、特にコートカード(小姓、騎士、女王、王)に多くあります。

愚者の動物は犬ですか?

Conver系では、種類の判別できない肌色の動物が愚者の腿を引っかいています。慣習では「犬」と呼び、ライダー・ウェイト版は小さな白い犬にしました。猫やオオヤマネコと見る人もいます。重要なのはその仕草です。旅人にしがみつき、ズボンを裂いている。

なぜ数字はIIIIやVIIIIと書かれているのですか?

加算式のローマ数字表記で、18世紀まで彫師や時計職人に通常のものでした。木に彫りやすく、小さくても読みやすかったのです。ライダー・ウェイト版はIVとIXを採用しています。この書き方の背後に隠れた意味は、何も証明されていません。

マルセイユタロットのシンボルはライダー・ウェイト版と同じですか?

いいえ。ライダー・ウェイト版(1909年)は78枚を描き直しました。魔術師の上に無限記号を、「月」に狼と道を、「太陽」に馬を加え、「正義」(8)と「力」(11)を入れ替えています。よくある読みの多くはこの版に由来し、マルセイユ版の絵とは対応しません。

「月」と「太陽」のしずく、あるいは涙はいくつありますか?

ここで使用しているConver系の複製版では、「月」に19のしずく(青8、オレンジ6、黄5)、「太陽」に13(青5、黄3、白3、オレンジ2)です。二枚とも、しずくは先端を天体に向けています。他の版では別の数になります。

タロットを読むには、すべてのシンボルを知る必要がありますか?

いいえ。リーディングは、よく観察した少数のディテールで読むものであって、カタログで読むものではありません。辞典が役立つのは、あるディテールに立ち止まり、それについて以前に何が語られてきたかを知りたいときです。その後は、立てた問いとリーディングの文脈が決めます。

アルカナ13番に名前がない理由

アルカナ13番に名前がない理由

マルセイユ・タロットで唯一、銘板が空白の番号付きカード。17世紀から人々を魅了してきたアルカナ13番の歴史的仮説、図像、本当の意味 — そしてなぜ死を告げないのか。